07/08/2024 / プレイスメイキング サスティナビリティマネジメント ビジネスセッション
エリマネ理事・品川区長などが参加した天王洲の未来ビジョン発表会を開催
07/08/2024
プレイスメイキング サスティナビリティマネジメント ビジネスセッション

2024年5月31日 天王洲セントラルタワー(東品川2-2-24)で、品川区の天王洲地区におけるエリアマネジメント活動の概要と、未来ビジョン【水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)「天王洲未来ビジョン」】の発表会を開催し、約60名の関係者が出席した。

  1. エリアマネジメント天王洲の背景と目的

 (一社)エリアマネジメントTENNOZ(以下エリマネ)の代表理事 中川陽一郎(中川特殊鋼株式会社 社長)から、天王洲地区の現状と課題、未来ビジョンの策定経緯と目的について説明がありました。天王洲地区は開発から30年以上が経過し、活力低下や老朽化の課題が浮き彫りになっている。

この背景を踏まえ、持続可能な街づくりを目指す未来ビジョンが策定された。

  1. 未来ビジョン「水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)」のコンセプト

 エリマネ事務局 閑野高広(寺田倉庫株式会社)から、策定した未来ビジョン「水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)」の発表があった。

内容として、「水とみどりとヒカリの楽島」をコンセプトに、6つのルートビジョンが提案された。

 6つのルートビジョンは以下の通りです。

 ・プレイスメイキング

 ・アクセシビリティ

 ・サステナビリティ

 ・ハートカルチャー

 ・ビジネスイノベーション

 ・コミュニティデザイン

  1. 品川区から「天王洲地まちづくり指針」と実現に向けた施策

 品川区 都市環境部 都市開発課まちづくり立体化担当課長 大石英之から品川区が考える天王洲地区の「天王洲地まちづくり指針」の説明があった。各ルートビジョンに基づく具体的な取り組みとして、公共空間の利活用促進、モビリティの改善、収益事業による財源確保、アート・文化の振興、ビジネス環境の整備、地域コミュニティの形成などが示された。

 未来ビジョンの実現に向けた施策の例についても発表された。

  1. 関連団体と学生の提案

 (一社)天王洲・キャナルサイド活性化協会 事務局長 田嶋拓也から、(一社)天王洲・キャナルサイド活性化協会は「観光地域まちづくり法人(DMO)」として登録されたことを報告した。また、エリマネ事務局 松岡久美子(天王洲リテールマネジメント株式会社)から今年度の官民連携まちなか再生推進事業「シティプロモーション事業」の取り組みや予定についての発表もあった。

 また、日本大学 理工学部 海洋建築工学科 海洋建築・建築デザイン研究室 菅原遼 助教から水辺空間の活用などの取り組みが紹介された。さらに、日本大学の学生からは、運河を活用した新しいモビリティやレジャー施設の提案があった。

  1. 今後の展望

 品川区長、そして関係者からは未来ビジョンの実現に向けた施策や決意の表明がありました。

 今後は、公共空間の新しい利活用モデルの構築や、モビリティ改善の実証実験、新たな財源確保と収益化事業の推進、アート文化の育成、新産業の創出、そして地域コミュニティの形成と情報発信の強化が期待されています。

 今回の未来ビジョン発表会については、品川区の広報に取り上げていただきました。

 https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/shinagawaphotonews/shinagawaphotonews-2024/20240603092940.html

また、発表会後、エリマネの会員、品川区長をはじめとする品川区職員、周辺企業の天王洲に関わる関係者と天王洲アイル内の視察を行った。

・EZOHUB TOKYO 視察

 5月に天王洲に入居したテナント。北海道と日本をつなぐリージョナルインキュベーションオフィス

・天王洲キャナルフェス 視察

 一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会が主催。年2回開催される天王洲の大規模イベントである。会場は第3水辺広場、天王洲オーシャンスクエア、アイルしながわを使用。

 巨大プロジェクションマッピングで水辺の映画や水辺ライブ、マルシェ、スポーツイベント、こども大学など、年々コンテンツが充実し来場者も増え、「天王洲アイル」の名の認知度もあげている。
・天王洲運河に浮かぶ多目的施設T-LotusMで開催された未来ビジョン体験交流会

 参加者たちは未来ビジョンの姿を体験する仕掛けとして、VRゴーグルをを使って「水とみどりとヒカリの楽島(ecoisle)」の世界を体験しました。
 V-Tuverというプログラムを通じてリアルな対話も楽しみ、現実では味わえない映像効果にも歓声が上がりました。

 水辺空間は、ゴーグルを通じた目の前に広がる空間の視も広く取れるため、様々な仕掛けを施すことも可能だということを技術スタッフの方から伺ったことも印象的でした。

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■ 水とみどりの天王洲エリアプラットフォーム
品川区と共同で国土交通省補助金事業「官民連携まちなか再生推進事業」に応募し、令和4年度事業として採択され、地域団体であるエリアマネジメントTENNOZと品川区が一体となって「エリアプラットフォーム」を設立
https://tennoz-apf.com/

■日本大学 理工学部 海洋建築工学科 海洋建築・建築デザイン研究室
https://oceanarchidesignlab.wixsite.com/my-site/project

■寺田倉庫株式会社
https://www.terrada.co.jp/ja/

■一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会
https://canalside.or.jp/

■天王洲リテールマネジメント株式会社
https://peraichi.com/landing_pages/view/tennozretailmanagement/

■品川区役所
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/

■EZOHUB
https://ezohub.jp/office/tokyo/

■天王洲キャナルフェス
https://tennozcanalfes.com/

■観光地域づくり法人(DMO)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/dmo/index.html

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<取材申し込み・問い合わせ先>
一般社団法人 エリアマネジメントTENNOZ事務局 (担当:滝沢、松岡)
E-Mail:info@tennoz-am.com