一般社団法人エリアマネジメントTENNOZについて

東品川2丁目地区、通称天王洲アイルの歴史は、1985年の天王洲総合開発協議会発足時に遡ります。当時の地権者を中心とした17社が、再開発にあたっての様々な手続きや街のルール作りについて議論を重ねながら、江戸時代からの歴史ある天王洲の地に自分たちの手で新しい街を創るという気概を以て再開発に取り組みました。

一般社団法人エリアマネジメントTENNOZは、この協議会を母体として2021年に発足しました。天王洲のまちづくりに共感する域外の方々も新たに加わり、現在の会員数は33社/団体を数えるに至ります。開発から30年を経た施設設備の維持管理、交通利便性の更なる向上といったインフラ整備に始まり、各種イベントの開催や協力、近隣の団体や学校等と連携した広域的な街づくり活動への参画、さらには品川区様と共同で官民連携まちづくり再生推進事業も開始するなど、ここ天王洲および周辺地域に関わる様々なまちづくり活動に精力的に取り組んでいます。

「アートになる島ハートのある街」
を受け継いで…

1985年、当時倉庫街だった天王洲の再開発のために、地権者たちによって「天王洲総合開発協議会」が設立されました。その時に謳われたスローガンが「アートになる島、ハートのある街」です。街全体が美術館のような、どこにアートを置いても似合う街、そこに集う人の感性を刺激し続ける街を創ろう、との先人の思いが集約されている言葉です。

その再開発から30余年が経ち、天王洲アイル自身も変化し、ここを取り巻く社会環境も変わる中、次の30年、さらにその先を見据えた街づくりを進めるため、総合開発協議会は新たにエリアマネジメンTENNOZとして生まれ変わりました。

ベイエリア民間開発第1号という歴史ある天王洲アイルを守り、さらに育てていくために、私達エリアマネジメントTENNOZは、先人の思いのこもった「アートになる島、ハートのある街」を今後も街づくりの中核ビジョンに据え、この思いを堅持して活動してまいります。

活動・役割紹介

エリアの将来像の検討
駅、船着場、ホテル、ライブハウス、劇場等の様々な施設や企業が集積する、高いポテンシャルを持つ天王洲アイルの特色を活かし伸ばせる将来像を描き、この実現に向けた具体的取組を策定、推進します。
企画、調査研究活動
天王洲アイルにふさわしい街づくりを進めるため、様々な街づくりの事例やデータの収集分析、近隣との交流等による情報収集を行い、知見を蓄積し活用します。
街づくりルールのバージョンアップ
「品川区景観まちづくりルールブック」「天王洲アイル街づくりマニュアル」等のマスターガイドについて、時代や社会環境に合わせた見直しを適宜行う一方、水辺と緑と高層ビルから成る天王洲アイル独自の景観を守るためこれらを適切に運用していきます。
文化施設の誘致や交通アクセスの充実
オフィスビルと住宅が混在する天王洲アイルにふさわしい文化施設の誘致や、通勤や来訪をより便利にするための交通アクセスの充実、誘致など、街の利便性の向上に向けた取り組みを進めます。
文化振興、賑わいの創出
展示会やイベント、コンサート等、アートに関連する活動のさらなる充実を支援し、様々な形で来訪者に楽しんでもらえる、健全な賑わいのある街を創ります。
広報活動
多くの人々が集い楽しめる街であり、企業にとっても魅力的な街である天王洲アイルを、広く効果的に発信するための体制を整備し、これを維持発展させていきます。
公共空間の活用
天王洲アイルに多く設けられている公開空地や公園を、行政とも積極的に連携しながら、賑いの場や憩いの場として積極的に活用していきます。
共用施設/設備の維持管理
天王洲アイル独自の景観の保全と「居心地がよく歩きたくなるまちなか」の実現のため、街の根幹である道路や公園、エリアサイン等の共用施設のメンテナンスを積極的に進めます。
会員相互の交流
同じ志を持つ仲間として集った会員が気軽に交流できる場を適宜設け、自由な意見交換や有意義な情報交換ができる風通しの良い団体であり続けます。

活動エリア

外から見ても中から見ても 美しい、水辺の景観を活か「アートになる島 」を目指す

私たちの活動エリアは、品川区景観計画「重点地区・天王洲地区」に海洋大学側遊歩道(港区)を加えた範囲です。北は東京海洋大学側遊歩道を含み、西は天王洲運河を挟み対岸の各社も加わることで、天王洲アイルの景観の要である運河を取り込んだ、一体感のある、バランスの取れた景観を形成しています。

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