概要

四方を運河に囲まれている天王洲アイルはには、水辺の景観を活かした建物や施設が存在し、運河沿いにはボードウォークが整備され、多くの人の憩いの場となっています。また劇場、ホテル、ミュージアム、屋外アートがあり観光客にも楽しんでいただける場所でもあります。オフィスビルと天王洲アイル駅とはスカイウォークで接続され、約20分で羽田空港(東京モノレール利用)や新宿駅(埼京線直通りんかい線利用)などにアクセスできることから、ビジネスマンのみならず居住者や観光客にも交通利便性が高い地域です。

天王洲地区の特徴

天王洲地区と周辺開発

天王洲地区はかつて流通倉庫の集積する地区として機能していましたが、1985年に発足した「天王洲総合開発協議会」のもと、総面積22ヘクタールに及ぶ1990年代に大規模な都市開発が行われ、天王洲アイル駅とスカイウォークで接続されたオフィス商業複合ビル7棟が建設されました。 近年品川区から「広域活性化拠点」に位置づけられ、また景観計画の重点地区に指定されたことにより新たなまちに生まれ変わりつつあります。

 
ふれあい橋(2002年)
開発前2丁目側空撮

優れた交通アクセス

エリア内には東京モノレールとりんかい線の駅があり、羽田空港や新宿駅には乗り換えなし、東京駅にも浜松町駅乗り換えで20分弱でのアクセスが可能です。品川駅には徒歩で15分、都営バスで7分と、東海道新幹線の利用にも便利であり、リニア中央新幹線の開通により、あらためてビジネス拠点としての発展が期待されている地域です。

 
 
 
 

アートになる島

「街のどこにおいてもアートが映える街並み」を目指して創られた街であり、アートギャラリー、ミュージアム、壁画や立体アートが点在し、アートイベントが年間を通じて開催されています。

 
 
 
 
 
 
 
 
Going on forever 2019 Yusuke Asai
Shinagawa Whale
The shamisen Shinagawa 2019 ARYZ
Sleeping City 2019 Tohru Matsushita
TENNOZ CENTRAL TOWER ART HALL
 
寺田倉庫

解放感のある水辺空間

運河沿いには島全体を回遊できるボードウォークが整備され快適な歩行者空間となり憩いの場となっています。みどり豊かな広場、クルーズ船の発着場、劇場、ショップ、カフェ、レストランがあり、水辺が調和した空間では誰もが楽しめこること間違いなしです。

 
 
 
 
 
 
 

エリアの歴史

江戸時代中期、埋め立て前の海中から牛頭天王の面が引き上げられたことが「天王洲」の地名の由来となっています。 現在の天王洲の場所は江戸後期黒船来航に対する海防のための第四台場となる予定でしたが、財政難から計画は中止されました。未完成となった第四台場はその後1930年代以降あらためて埋め立てが進められ、工場や倉庫が立ち並ぶようになりました。 天王洲地区の開発は昭和63年(1985年)の「天王洲総合開発協議会」の設立を契機にスタートし、かつての倉庫街から、オフィスビルと商業施設や文化施設が複合する多機能市街地へと生まれ変わりました。

1932年   第四台場を「天王洲町」と命名
1936年   埋立完成
1950年   天王洲公園野球場開設
1955年 3月 新東海橋完成
1963年 3月 品川埠頭橋完成
  11月 天王洲大橋完成
1967年 2月 「天王洲町」から「東品川二丁目」に町名変更
  11月 東品川橋完成
1985年 7月 天王洲開発協議会(現:一般社団法人エリアマネジメントTENNOZ)発足
1991年 7月 東京MIビル(現:天王洲ファーストタワー)竣工
1992年 6月 シーフォートスクエア竣工
  6月 東京モノレール天王洲アイル駅開業
1993年 4月 スフィアタワー天王洲竣工
1994年 3月 天王洲セントラルタワー竣工
1994年 11月 天王洲郵船ビル(現:天王洲オーシャンスクエア)竣工
1995年 1月 天王洲パークサイドビル竣工
1996年 7月 JALビル(現:野村不動産天王洲ビル)竣工
  10月 天王洲ふれあい橋完成
1999年 12月 テレビ東京天王洲スタジオ竣工
2001年 3月 東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル駅開業
2002年 4月 HarborOne ビル竣工
2012年 3月 東横INN品川駅港南口天王洲開業
2019年 10月 品川区景観計画重点地区に指定